サイトクローンはWebブラウザの画面遷移だけですぐにテスト実行できる
Webアプリケーション検証ツールです。
Webページのコンテンツを完全に保存し、クローン(複製)を作成する機能です。ブラウザで遷移するだけでクローンが作成され、サイドバーの一覧に追加されます。
クローンはHTMLだけではなく、Webページに含まれる画像・CSS・その他のリソースすべてに対する複製が行われます。
クローンはブラウザキャッシュとは異なり、ブラウザでページ遷移するごとに生成されるため、例えば同一URLでも複数のクローンが作成されます。また、フォームやHTTPSコンテンツのクローンにも対応しています。
作成したクローンは、自動テストのシナリオとして利用したり、リプレイ機能で再生したり、他のメンバーと共有するといった様々な利用ができます。
作成したクローンをブラウザ上に表示する機能です。サイドバーのクローン一覧から選択するだけでクローンを表示させることができます。
リプレイ機能では専用のローカルサーバーを利用することで、Webページを忠実に再現できます。例えば、画像・CSS・JavaScriptはもちろん、外部ドメインのリソースやAjax通信も含め、クローン元のサイトと同じように再現できます。また、リプレイ時もクローン元サイトと同一のURLでページを表示できます。したがって、Webブラウザのページ保存機能でWebページをエクスポートした場合に比べると、ページの再現性に格段の違いがあります。
また、リプレイ機能ではインターネット通信を使用しないため、イントラ内で作成したクローンを外出先でリプレイするといった使い方も可能です。
スクリプトを作成することなく、ブラウザ上で自動テストを実行する、サイトクローンの主要機能です。
自動テスト機能では、フォームはもちろん、ログインが必要な会員制サイトやCookieで表示制御を行っているサイト、JavaScriptでフォーム送信を行っているサイトなど、あらゆるWebサイトに対応します。しかも、サイトクローンではスクリプトを利用しないため、自動テストのためのスクリプトの作成・メンテナンスは一切不要です。
一般に、回帰テスト・監視を自動化するには、Seleniumなどの自動テストツールで専用スクリプトを作成する必要があります。一方、サイトクローンではクローンを元に自動テストを実行するため、回帰テスト・監視用のスクリプトの作成が不要となっています。クローンをそのまま自動テストのシナリオに利用するという方式は、サイトクローンならではの特徴です。
自動テスト実行時もクローンが作成されるため、自動テストの結果に対してもクローンの様々な機能を利用することができます。
また、自動テストの結果はグループ化でき、整理しながら自動テストができます。
自動テストを実行時に各ページのキャプチャが自動保存されます。
ブラウザウィンドウに収まりきらない縦に長いページも、1枚のキャプチャ画像として保存できます。スマートフォンサイトでは縦に長いページが多いため、より高い効果を発揮します。
HTTP通信時のリクエスト・レスポンス情報を記録する機能です。
サイトクローンはクローン作成時や自動テスト実行時にリクエスト・レスポンス情報をすべて保存します。具体的には、URL・リクエストメソッド・リクエストヘッダ・POSTデータ・レスポンスヘッダが記録されます。
記録されたリクエスト情報は、トラブルシューティングや詳細な分析に利用できます。
自動テスト実行後に構成ファイルを比較する機能です。HTML・CSS・JavaScriptなどWebページを構成するファイルを前回のテスト結果と比較し、ファイル一致率や追加・変更・削除されたファイルのURLを確認できます。
ファイル比較機能を使うと、前回の自動テスト実行結果と今回の自動テスト実行結果とをファイルレベルで網羅的に比較できるため、回帰テストを実施した後の結果を判定するツールとして利用することができます。
自動テスト実行後にキャプチャ画像を比較する機能です。前回の自動テスト結果と比較し、画面上での変更箇所を確認できます。
変更された部分は比較画面上で赤く表示されるため、ビジュアルに変更箇所を把握できます。また、画像一致率も数値として表示されるため、目視では識別が困難だったわずかな差異についても検知が可能です。
キャプチャ比較機能もファイル比較機能と同様に、回帰テスト後の判定ツールとして利用することができます。
サイトクローンはマルチデバイスでの検証に対応しています。
クローン作成時や自動テスト実行時にはユーザーエージェントを切り替えることができるため、マルチデバイスでのHTTPリクエストをシミュレートします。また、キャプチャ画像はスマートフォン・タブレットの各デバイスの画面幅に合わせた画像が作成されます。
その他、共有機能やコメント機能といった他の機能も、スマートフォンやタブレットで利用可能になっています。
クローンをクラウドにアップロードし、他のメンバーとWebページを共有する機能です。
共有するWebページはキャプチャ画像ではなく、再現性の高く、操作可能なWebページです。QRコードにより、スマートフォンやタブレットから共有コンテンツに容易にアクセスできます。
また、アップロードしたクローンへのアクセスは、プロジェクト単位で指定したメンバーのみに限定できるため、セキュアなコンテンツ共有が可能です。
共有機能の一部で、クラウドにアップロードしたWebページにコメントを残す機能です。
Webページに関連付けたコメントを登録できるため、チームメンバー間や顧客との情報共有に利用できます。また、スマートフォンからのコメント登録も可能で、外出先でもコメント機能で連携を取ることができます。
クラウドにアップロードしたWebページ間の遷移をサポートする機能です。
ページナビゲーションメニューで「次へ」ボタンを押下するだけでページ遷移を行うことができ、効率的なブラウジングができます。目視による表示チェックをページ横断的に行いたい場合に活用できます。
クローンしたコンテンツを編集する機能です。Webページを構成するHTML・CSS・JavaScriptなどのファイルを直接修正し、変更後の結果を確認できます。
Webページに含まれるファイルは、ファイルの種類ごとに一覧表示され、選択することでエディタが起動し、自由に編集できるようになります。
リソース編集機能を使うと、サーバーに変更したファイルをアップロードすることなく、Webサイト変更後の動作を確認できるため、本番環境でのみ再現する事象のデバッグやプロトタイピングに最適です。
Web開発者が多大な労力を使い、手探りで進めていたシステム開発・テスト工数を劇的に改善することができます。
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